大分県西部に位置する奥日田温泉郷。長い冬が明けた時、山は薄紅色の梅の花の色に染まり、大山は花の香りでいっぱいになります。
個人的な話になりますが、私が住む南阿蘇から、夫の実家までは車で三時間半。阿蘇の外輪山を越えて、温泉街として有名な杖立を過ぎた後、日田市街地に抜けるまでの間が大山。正直、山に囲まれて同じような風景が続くこの大山の道は退屈なものでした。
ところが、何気なく立ち寄った道の駅で、子供たちが遊ぶ川の水面に触れた瞬間、色とりどりの花、包み込むように連なる山々、たくさんの果樹の木々があることに気付き、私の中の大山がぱっと色鮮やかな場所に見えました。
それから、私の中の大山は実り豊かな明るい町として印象に残るようになりました。
古くから果樹栽培で盛んな町だったのかと思えば、昭和36年農業革命というべきNPC運動(New Plum and Chestnuts=梅と栗)に取り組み、土地収益率を上げるため耕地農業から果樹農業に転換を図ったとのこと。貧しかった大山の町が、いつしかパスポート所持率全国一位というグローバルな町に成長したというのは、本当にワクワクするような話です。
そんな大山の代名詞ともいえる梅を、丁寧に梅干しに加工し、その梅肉を石鹸に使用しました。梅干しに含まれるクエン酸はお肌の新陳代謝を促しむくみ解消に効果的です。
大山の山間部に色とりどりの梅の花が咲き乱れる、あの季節の大山の香りを想像してもらえたら嬉しいです。
1,200円(税別)
オリーブオイル、水、パームオイル、パーム核オイル、馬油、水酸化Na、キャスターオイル、梅肉、精油(ゼラニウム、プチグレン、パチュリ)、フレグランスオイル(クランベリー)、酸化鉄、竹炭
100g
「梅」石鹸を買う