初めて見る山々、知っているようで知らない街並み、似ているようでどこか違う屋根の形、聞きなれない言葉、新鮮な野菜と新しい味。絶対また来たい、と思うその裏側にある、もう二度と来ないかもしれないという思い。
一期一会の繰り返しの旅には、ドキドキワクワクがたくさん詰まっています。
travel soaper ― 旅する石鹸屋。
熊本をはじめ、日本全国知らない土地を歩き、そこで出会った素材を地元の人の想いとともに南阿蘇に持ち帰り、心に抱いたイメージを石鹸の中に表現します。
大分県西部に位置する奥日田温泉郷。長い冬が明けた時、山は薄紅色の梅の花の色に染まり、大山は花の香りでいっぱいになります。大山の代名詞ともいえる梅を丁寧に梅干しに加工し、その梅肉を使用しました。梅干しに含まれるクエン酸はお肌の新陳代謝を促しむくみ解消に効果的です。大山の春の香りを想像して作りました。
大分県大山町を旅して
地獄温泉を代表する源泉「すずめの湯」は、火山性の硫黄泉で、奇跡の湯といわれ古より多くの方に愛されてきました。適温で湧くため、薄めることなく温泉成分をしっかり肌に取り入れることができる珍しい湯です。
その温泉水を石鹸の仕込み水として使用し、ポコポコと湧き出る泥湯をイメージしたデザインに仕上げました。
圧倒されるスケールの原生的照葉樹林、緩やかに流れる綾南川。自然豊かな地で生まれた竹林には、青い風が流れ、竹のみずみずしい薫りが漂います。竹は伐採から炭焼きまで一つ一つ職人の手作業で行われ、美しい竹炭に生まれ変わります。竹林を流れる風と竹炭職人の優しい雰囲気を表現した石鹸です。
宮崎県東諸県郡を旅して
この地方ではえごまのことを「じゅうねん」と呼び、食べると10年長生きできるといわれています。
日本屈指の豪雪地である只見の人が、長い冬の間、春の桜を待ち望んでいることからピンク色の石鹸に仕上げ、茶色いえごまの生地は、この地方特有の雪食地形をイメージしました。
太陽の恵みをたっぷり受けた熊本県産のトマトを使って製造される〈肥後製油のプラスオイル〉のトマト粉末を使用。
抗酸化作用のあるリコピンがたっぷり含まれたトマトを練りこんで、ローズマリーの香りを付けました。
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日照量の多い豊かな畑で育った葡萄から「菊鹿シャルドネ」が生まれます。大切に育てられた葡萄は、搾られたあと、その皮は石鹸として生まれ変わりました。ポリフェノールたっぷりの石鹸にはローズを基調とした香りを付け、アイヴォリーと、ワインレッドの二色でワインの美しさを表現しました。
山鹿市菊鹿町を旅して